いい年って何ですか?年齢ってそんなに重要ですか?~貴方は世代の違う友人がいますか。~

「もう年なんだから」と自分の可能性を抑制し、お互いに精神を傷つけ合っていませんか。
年齢による貧弱な価値判断
  • 17歳なら学生のはずだ。
  • 25歳なら社会人のはずだ。(アメリカでは25歳以上の大学入学者は45%以上)
  • 40歳なら結婚して子供がいるはずだ。
  • 60歳以上なら定年退職するのが当然だ。(アメリカでは日本の様な定年退職制度はありません)
  • 中高年者は教育や恋愛に関心がないに違いない。
  • 高齢者は病気がちで一人暮らしが多いに違いない。(実際は高齢者の85%が健常者)

こう決め付けて何かいいことありますか?(^-^)
こうした「何歳なら~なはずだ」「何歳なら~であるべきだ」というのが年齢規範であり、エイジズム(Ageism)(社会的・文化的・精神的年齢差別)の特色で、人種差別やジェンダーに続く第三の、そして今世紀最大最後の差別・偏見と言われています。 そして、こんな体験はありませんか?

  • ・ふと自分の年齢について考えるとゾッとする(不安になる)ことがある。
  • ・オバサンと言われドキッとした。
  • ・洋服を買いに行き、ちょっと若めの服を買おうとしたら店員から「娘さんの服ですか」と言われた。
  • ・自分より年齢の下の人たちの前で、本当の年齢をはっきり言えなかった。
  • ・親戚の子と歩いていると援助交際と言われた。
◇差別用語◇

欧米ではあまり使われることのない年齢差別の言葉が、日本では平然と使用されています。

じじい ばばあ おっさん 老人

こう言われて喜ぶ人はいません。言っている人も子供か相手のことを十分に理解していない人です。
また何歳ですか」「お年には見えませんね」という言葉の裏には、「その年なら本当はもっと老けているはず」という意味が含まれています。
また、お年寄りをクイズ番組に出して解答を間違うと皆で笑うといった、信じられない番組(障害のある人が転ぶのを見て笑うのと同じ)がある国日本。
エイジズム(Ageism)は、高齢者の問題だけではなく、我々非高齢者の問題でもあります。
日本はアジアや欧米に比べ、最も年齢差別主義が浸透しているエイジズム(Ageism)大国といわれています。
しかしエイジズム(Ageism)は私たち一人一人がそれについて正しい理解をもつことで解消する事が出来ます。
年齢は単なる数字です。その数字に変な意味(多くは本人の存在を揺るがす否定的なもの)を加え自分や他者の人生に損害を与え、可能性を制限しているのは、他ならぬ私たち自身なのです。
エイジズム(Ageism)を学ぶ人が一人増えれば、それだけエイジズム(Ageism)は減少します。さああなたも年齢差別について考えてみませんか。

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